2014/05/06

医療と健康の不都合な関係

今週は、心と体についてのレポートです。
二宮町で歯医者さんをなさっている小嶋敦先生のクリニックにお邪魔してお話を伺って来ました。

健康とは
病気でないとか、弱っていないという事ではなく

肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも全てが満たされた状態にあること

(世界保健機関)

病気は治らなくてもいい


___「健康」についてWHOが定義していますが、医療の目指す「治癒」ということについてどうお考えですか?

 「健康」っていう言葉自体をあまり使わないというか、そこにフォーカスしてないんです。医療は確かに「治癒」を求めるんだけれども、治癒って何でしょうね。(笑)
 一般的な医療が目指しているのは、たとえば身体的に歩けない人は歩けるとか、精神的に病んでる人は普通に社会生活を送れるとか。普通にまた働いてお金稼いで税金払ってくれるような状態に修理して戻すというようなことですよね。でも、そこをゴールにしちゃうと治癒しなかった人が負けみたいになっちゃうでしょう?カテゴリーに当てはまらなかったらダメ、おしまいって言うのはちょっと変ですよね。
 僕が考えているのは、病気症状は自分を知るためのチャンスでしかなくて、治ろうと治らなかろうとそんなの関係ないんです。病気が人生を邪魔しているのであれば、それを良くするための手助けは出来る。


医療は人生のチャンスを奪っている


___とすると、従来の医療は「チャンス」を奪っている。

 そうだと思います。
 保険診療は、保険証を持って来た瞬間に「場」が決まるんです。病名をつけたらやり方は全部本に書いてあってやり方も決まっているから、それから外れたら混合診療で全部自費なんです。どんな人であろうとどういう状況であろうと全く関係ない。上手く行かなくても「こういうシステムだから」って言える。結局は保身と経済だけで成り立っているんです。
 医療の常識からすればしなければいけないことって有るのかもしれないけれど、そうじゃないことってたくさんあったりするんですよ。不安は取り除いてあげないといけないけど、後は自分でどうにかする方法を探してくれた方が良いですよね。
 歯医者に来たのに痛みを取らないでどういうことだって話になるけど、話をしてこちらのスタンスが伝われば「脳」は分かるんですよ。

___「脳反射」ということをおっしゃっていますが、それについて教えて下さい。

 既存の医学が正しい訳では無いし、それが相手に絶対合う訳でもない。じゃあ何を基準に持ってくるのか?
 構造医学っていうのがあって、それは重力を基準にするんです。人が地球上で重力がかかったときに身体がどう歪んでいくか。そういうのを見ながら進めるんだけど、最終的に基準とするものはその人の中にしかないっていう所に辿り着いたんです。
 「脳反射」っていうのは、その人の「脳」の中に有る情報を取り出すための手法なんです。筋肉に力が入るとか入らないとかっていう反射の機能を使って脳の情報を取って行くとう「キネシオロジー」のような方法です。
 例えばこの鎮痛剤が自分に合うか合わないかという時に、痛みをとるという浅い設定ではなくて、自分が成長するために使えるかどうかっていう所まで質問を投げ入れるんです。生きること全て、なんで生まれて来たのか、なんで今生きてるのか。医学の中だけではなくて、この鎮痛剤を作っている世の中のシステムはどうなんだろうって所まで見るともっと深みが出てきますよね。
 そうやってとても深いところに「YES/NO」を送り込んで答えを出してくるのが「脳反射」なんですよ。


自分を失うほど経済は発生する


___患者さんがいらした時のファーストステップとして「脳反射」というアプローチをなさるんですか?

 最初からそれをやらないです。
 いきなり潜在意識にアプローチしちゃうと相手が拒否する可能性があるので、まずはとにかく話します。「何でなの?」「どうなりたいの?」「どうしてそうなったの?」と。
 僕が関わる必要があるのか、どうして欲しいのか、場の設定をするんです。そして顕在意識が整理されてから、今度は潜在意識の中でその人が何を求めてるかを調べなきゃいけない。その時に脳反射を使います。

 
___心理療法的なカウンセリングにまで踏み込んでらっしゃるのですか?

 そんな医学的な話じゃなくて、とにかく相手に興味が有るから知りたいだけです。ちゃんと自覚しない状態でやってしまうと信用してもらえないし、訳の分からないことになってしまうんですよ。


___「自覚」ということがキーワードですね。患者さんご自身がご自分で気づいてスイッチを押すというような。

 そうです。
 世の中のシステムにどっぷり浸かっているような人だと、自分の身体感覚を全く感じないし自覚しないんですよ。これをどう自覚してもらうか。
 でも、中にはそれを分かってしまうと困ってしまう人もいるんですね。


___困る?
 
 そういう人たちは求めてないんです。自分らしく生きたいと分かってしまうと今の生活が成り立たなくなってしまうんです。自分を失えば失うほど経済は発生する。自分を取り戻せば取り戻すほど経済にはならない。それで歯に症状が出ている人って沢山居るんです。


痛みは恩恵

 歯って本当は凄く敏感なセンサーなんです。身体がサインを出しているのに、そのサインだけを歯医者さんが消したら問題は大きくなる。例えば火災報知器が鳴っているのに報知器だけ切って「あぁうるさかった」って言っているようなものです。
 

___そう考えると「痛み」や「苦痛」は恩恵かも知れませんね。

 僕はそうだと思います。幸せは悪魔のふりしてやって来る。
 だいたい歯を治しに来たのに人生を問われる訳だから、ほとんどの人は逃げますよ。(笑)
 その人の人生がある中でたまたま歯が痛い訳で、その部分だけ切り貼りしてその人に合わない方法でやって良いとはならないです。そこがしっかりしてないのに歯の治し方を決めようがないでしょう?


___シャーマニックなお話ですね。 

 そうですか?(笑)

(つづく)


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#1 With You / Flight Facilities feat. Grovesnor
#2 月の砂漠で / Calm
#3 It's Too Fast / Tica
#4 Sunrise / SHINGO SUZUKI feat. Marina P and Blanco Nice
#5 Secret O'Life / Tomoko Miyata
#6 I Want To Be There / Marcus Miller  

羽ラジ

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「自由」ってどういうことなのかと言えば、人の生き方の問題なんです。
まず体で感じることなんです。
体は正直だから感じるんです。その感じることを忘れない。そしてまたそこから考える。そしてまた行動する。
感じて、考えて、行動する。それを繰り返せばいいんです。
これを「reaction / リアクション」と言うんです。「re」繰り返す、「action」行動。
これ、 実は、宇宙の始まりが「リアクション」なんです。「核融合反応」のことなんですよ。
宇宙が生まれた時、何もない真空じゃなくて水素とヘリウムに満たされていた。
その水素とヘリウムが核融合反応を起こしたことで、いっぱいの物質が生まれたんです。
そこに星が生まれるわけなんです。
この「リアクション / 核融合反応」で、星が生まれ、星が死ぬ。
そして、爆発してまた新しい物質が生まれる。そしてまた星が進化する。
宇宙はその繰り返しなんです。
自由と宇宙


モトカ)
 宇宙の仕組みって、どこを切り取っても、切り取った部分が全体像を反映してるよね。
 私たちが日常生活で、感じて、考えて、行動するっていうのは、宇宙のドラマと全く同じだね。

りえ)
 なるほど、細胞みたいなものですね!

モトカ)
 感じて動くってことが「感動」だから、感動しなくなったら生きてないよね。 

りえ)
 ちょっとそれは悲しい〜。

モトカ)
 私よく思うんだけど、人が人生を推進して行く力って「感動」と言うより「衝動」だと思う。衝き動かす力。
 それって、日々のリアクションとして行動していく中で出会う「何か」なんじゃないかな。

りえ)
 今思い出したんですけれど、経済行動学の本を読んだときに「感じる」ことは何も考えていない状態に近いんだそうです。

モトカ)
 やっぱり、「訪れてくるもの」なのかな。
 マニュアルで治療する医療では、患者さんにとって必ずしも腑に落ちる作業ではないということだよね。

りえ)
 その人のタイミングがありますよね。



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