2014/07/29

ガイアの瞳は夜ひらく


サブカル・フロンティア


R)
 最近気がついたんですが『羽ラジ』って「お告げ」番組だったんですね。

M)
 そうよ、シャーマン2人でお送りしておりますからねw 

R)
 (笑)何か感じ取って頂ければと思います。

M)
 リエンヌ、最近サブカルチャーがらみのイベントに参加しているみたいね。

R)
 そうなんです!『PLANETS』のイベントに行ってきました♪
 「これからの東京と、オリンピックについて」っていう内容で、teamLab☆の猪子利之さん、都知事選に出馬した家入一馬さん、元NHKアナウンサーの堀潤さん、『五体不満足』の乙武さん、そして主催の宇野常寛さんというすごいメンバーだったんです。いや〜〜〜面白かったですよ!!
 「そもそも、オリンピックなんて全然興味ない」っていうところから話が始まって、気持ちが乗れない人がどうやったらオリンピックを楽しめるのか?とパネリストの方々が考えるアイデアや想いをお話してくれました。
 中でも、猪子さんがデジタルを使った選手以外も楽しめる参加型オリンピックという発想でプレゼンをして下さったんですが、入場行進に選手じゃない私たちも映像の中で参加出来るようなテクノロジーシステムを作ろうとか、競技をテレビの映像だけでなく街中で体感出来るようにホログラム映像で流すとか、本当に面白かった。こんなオリンピックだったら素敵ー!という内容でした。

M)
 私は東京五輪批判派なんだけど、そういう提案だったらちょっと興味をそそられるね。

R)
 そう、その場合やっぱりサブカルチャーに注目!日の目を浴びて活動している政治家やアーティストだけじゃなく、違った視点を取り入れながらテクノロジーや独特の価値観、文化を持っている人のアイデアを取り入れていくオリンピックは、すごくクリエイティブなんじゃないかと感動しながら聴いていました! 
 中でもこれは取り入れて行って欲しいと思ったのが、パラリンピックとオリンピックを合体させる案。健常者の競技にも階級分けってありますよね?そこに障碍者の階級を設けて同じ日に同じ競技プログラムとし行えばいいんだという。実際、東京マラソンではブラインドマラソンと普通のマラソンが同時に行われているらしいので、出来ないことはないと。  

M)
 そうね、短距離走も足にブレード付けて走っているのを見かけるようになったものね。
 
R)
 そうなんですよ。その話もしていたんですが、既にブレードを着けて走る方が健常のアスリートよりも走るのが速いんだそうです!技術者達が研究に研究を重ねた結果、ブレードの方が速くなっちゃったww  

M)
 ウワーーー!そうなんだ!
 倫理的な問題はクリアして行かなければならなそうだけど、もしそうなったらオリンピックや選手の裾野は確実に広がるよね。そういう「多様性」っていう視点からのオリンピックがあったのかー。





ガイアの瞳は夜ひらく


M)
 エヴァンゲリオンってさ、箱根が舞台でしょ?『第三新東京市』って言うんだっけ。ざっくりとしか観てないんだけど。 

R)
 はい、そうですね。箱根が舞台ですね。

M)
 そのエヴァを観ていて思いついたアイデアがあって、エンディングのテーマソングだった『Fly me to the Moon』を使ってね、新月や満月に「第三新東京都市圏」の住民が心をシンクロさせるための日を作るプランニングだったんだけど、何を今更って速攻でお蔵入りしちゃったw
 ビッグイベントを仕掛けるんじゃ無くって、シンクロ意識を持っている人が各自のやり方で心を一つにさせるような日を作るっていう考えだったんだけどねー。「ハレ」じゃなくて「ケ」の仕掛けを妄想してみたの。

R)
 ビッグイベントばっかりをやるんじゃなくて、日常の中で自分自身に意識を向けたりすることって大切ですよね。

M)
 そうそう。それぞれのやり方で良い、っていう所を広めたいと思ったんだよね。オリンピックも興味がある人無い人、それぞれのやり方でそれぞれの好きな参加のしかたを作って行けたらと思う。 
 だから、その意識合わせの旗印となるものは、出来るだけニュートラルなものが良いよね。何かの匂いが付いていないものというか。例えばエヴァンゲリオンからの連想で旗印を「月」って考えてみた。月ならグローバルどころかコズミックでしょ?w

R)
 あはは、確かにねw
 やっぱり今の注目はサブカルチャーよ!



自分探しの覚悟


M)
 価値観が多様化すればするほど、自分の立ち位置も問われるね。

R)
 そうですね、自分が、どう表現出来ているかってちゃんと分かってる事が大事ですよね。

M)
 お稽古ごとってあるじゃない?カルチャースクールを運営する人が興味深い話をしていてね。 
 学びにくる人には大きく分けて2種類いて、学ぶこと自体を目的にしている人とその先の目的意識を明確に持っている人。学ぶ姿勢が違うから、出席率や質問の質が全く違うんだって。 

R)
 そうでしょうねー。

M)
 その前提としてあるのは、現状についての問題意識なんだろうなって思う。どうにかしたいんだけどどうにも出来なくて悶々としている現状があって、自分の「実存」に関する不足を感じているかどうかっていう話。つまり、自分は何のためにこの世界に生まれているんだろうっていう意識を持って自分の人生にコミットしているかどうか、意図的に自分に向き合っているかってことだと思うの。 
 
R)
 なるほどね、人生のある時期に何かをきっかけに自分の実存について考えることってありますよねー!

M)
 それで「自分探し」の旅にでるんだよね。誰しもそういうことってあると思う。出てみて、打ちのめされるんだよねw 
 壁にぶつかって自分らしさが分からなくなったりして探すのを諦めたり、それでも探し続ける覚悟も生まれたりね。

R)
 打ちのめされる経験も大切で、壁にぶつかっても氣付かずにもう一回立ち壁に向かって上がってチャレンジしちゃうんですよねーw
 そんな事を繰り返しているうちに、壁をいつの間にか越えていたことが私の場合ありますねー

M)
 七転び八起きだねw 

R)
 なんかねー。どこから来るか分からない自信のある人が突き進むんでしょうね。 

 

観察力ということ


M)
 気づくキッカケってちょっとしたことなんだよね。気づくことも才能の一つかも知れない。

R)
 いかに「何に」気づくか?ってことかなー。
 よく侍に憧れて、日本にまできて『◯◯道』を学ぶ方っていらっしゃいますよね。そうやって外から違う文化に触れてる方の方が、日本人ではあたり前過ぎて見落としがちな繊細な部分に氣づいたりすることってあると思うんです。
 例えばお辞儀をして道場に入る時、靴を揃えてなかったとか道着のホコリをパパパって払ってなかったから負けちゃうとか。外側の視点を持った人が気づいたりってあると思う。 

M)
 「観察力」って天性だと思う。 
 工作が大好きな男の子がいてね。段ボールとガムテープを渡しておけば1日中何か作って遊んでいる子だったの。その子があるとき保育園の先生の真似がしたくて、先生が弾くオルガンを作ったのね、段ボールで。それを見ていて驚いたのは、オルガンのフタって蝶番があるから本体との間に薄く隙間があるでしょ?その隙間を再現しようとしてたの!
 子どもたちはいつもオルガンの裏側から先生が弾く姿を見ているでしょ。彼にはオルガンのフタの隙間の向こうに先生が弾いている手の動きが見えているんだよね。それに気づいて再現しようとしていた。 

R)
 すーーーごいーーー!
 じゃあ、フタになる所は一度段ボールを切り離してまた付けるという作業をしている訳ですよね?どうやったらあの隙間を再現出来るんだろうって。ジーニアス! すばらしい感性ですね。 

M)
 「感性」っていうのは「観察力」から来ているんだと思う。
 技術はどんなに不器用な人でも訓練で身につくんだよね。でも観察力は持って生まれたものだから教育出来ない部分なんじゃないかな。個性を活かす教育って、その「観察力」に敬意を払うことなんだと思う。

R)
 子どもの視点てとっても面白いですよね。 
 例えば、子どもがカブトムシをすごい興味もって観察して鮮明にカブトムシのギザギザな部分とかを絵に描いているとしますよね。子どもは細部を大きく描いたりするものだから、カブトの部分が大きくなっちゃうw。でもその子にとってはそう見えていている。カラダの部分はやけに小さくなっているとかはどうでもいい。そういう絵ってあるじゃないですか。 
 でも、つまんない先生だと「カラダの部分が小さいからもうちょっと大きく書けば?」とか言い始める。ごめんなさい「つまんない」って言っていっちゃった。w)

M)
 あはははは。リエンヌよく話してくれるけど、大和絵の視点の表現にも通じるよね。

R)
 そうだと思います。

M)
 そう言えば、猪子さんの大和絵ってスカイツリーの1階フロアーにあるんだってね。隅田川デジタル絵巻。 
 高さ3メートル、横40メートルの「世界一情報量の多い絵」だそうなw 

R)
 動画で見たんですけど、ビルとビルの間に鮨とか力士がいるんですよーw

M)
 プロジェクトチームのメンバーは完成図を知らないで作って行ったんだって。それでも最終的には絶妙な一体感が表現されてる。

R)
 なるほどー。カオスの中に生まれる秩序って感じですね!


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  #1  Beautiful World / 宇多田ヒカル

#2 いのちの花 / 山根麻以
#3 アカイ ヌクモリ / EGO-WRAPPIN'
#4 耐え難くも甘い季節 / 冨田ラボ
#5 DESERT MOON / Paris Match
#6 nano / Spangle call Lilli line 

羽ラジ

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